配偶者の浮気が発覚する原因の第1位はスマホ(携帯)だそうです。

なんと発覚原因全体の8割を占めるとか。そういえば衆議院議員の浮気発覚騒ぎでもライン内容が公開されていましたね。考えてみるとこの便利な通信ツールが浮気をしやすくしているのかもしれません。では夫と浮気相手がやり取りしているメールやラインは、浮気の証拠として認められるのでしょうか。

そしてどのくらいの証拠能力があるのでしょうか。

メールやラインのやり取りは内容によって浮気の証拠になる

メールやラインのやり取りにどの程度の証拠能力があるかは内容によって変わってきます。

例えば「今日は楽しかったね」「今度はいつ会える?」「○時に待ってるね」「愛してる」などの言葉が並んでいたらどう考えても浮気をしていることは明らかですよね。

でも、あなたがもし『浮気をしている夫と離婚したい』もしくは『慰謝料を請求したい』と考えている場合は、これらのメールは浮気の証拠にはなりません。司法の場では配偶者が不貞行為を行っていることが証明されなければ、離婚はおろか慰謝料請求すら認められません。

夫と浮気相手に肉体関係があることが分かる内容のメールやラインであれば不貞の証拠となります。

具体的には「今日のHはとても刺激的だったね」「またホテルに行こうね」といったほぼ直接的な表現が含まれているものです。

「○○君のとっても気持ちよかった」「激しかったね」等の表現は不貞の証拠になるように思えますが、直接的な表現がないので証拠としては弱くなります。

ただ、肉体関係があるということが分かる内容だったとしても「そんなの冗談だ」と言われてしまえばそこまでですし、メールの内容は改ざんしたと言い訳をされる可能性もあります。

なので、文字情報だけでは不貞の証拠としては不充分だと思ったほうがいいでしょう。

ただし。メールやラインに写真や動画が添付されていれば話しは別です。衣服を着用していない写真や明らかにラブホテルで撮影した写真、旅行先での写真などは確実な不貞の証拠になります。

夫はGmailをつかってこんな風に浮気相手とやり取りをしている

 

SNSでのやり取りは浮気の証拠にはならない

またフェイスブックなどのSNSは浮気の証拠が満載と言われています。特に妻がアンチSNS派だと、夫は油断して浮気の証拠をアップしている可能性が高くなります。

また夫のフェイスブックから怪しい行動や人物を辿っていくと相手の女性の情報も入手できるかもしれなので、チェックすることはお勧めします。

でもSNSも写真がアップされていたり直接的な表現あれば不貞の証拠として認められます。文字情報だけでは状況証拠としては使えますが、やはり不貞の証拠としては証拠能力は低くなります。

Facebookから浮気を暴く!メールに浮気の影が見えない時はSNSを見よう

 

謝罪メールは証拠にならない

浮気の実例の中には「夫が浮気相手とメールでやりとしていていたので、夫を問い詰めて浮気相手に謝罪するようにメールを送ってもらった」という方もいます。

ただ、メールは誰でも偽造が可能なものだと考えられています。

文書であれば署名だけでも自筆にすることによって筆跡鑑定で誰が記載したものか証明できますが、メールは誰が作成したかの証明まではできません。

なので、謝罪メールは浮気の証拠能力は低くなります。浮気相手にやっぱり慰謝料請求したい、夫と離婚したいとなったときにあなたの要求通りに事が進まないこともあります。

なので、できるだけ不貞の証拠を抑えてから浮気相手や夫に問い詰めるようにしましょう。

勝手にスマホや携帯のメールを見るのは違法になることも

夫のスマホをチェックしないと!と思う方もいると思いますが、でもちょっと待ってください。自分以外の所有者のスマホや携帯電話を盗み見る行為は場合によっては違法となり、処罰の対象になることがあります。

不正アクセス禁止法

浮気をしていてスマホや携帯電話に浮気相手の情報が入っていたり、メールのやり取りをしていれば(しているのは当たり前ですが)、配偶者に見られないようにロックをかける人がほとんどです。

そのロックを無理矢理解除して中の情報を見る程度はまだ許されます。しかしフリーメールなどのIDやパスワードが必要なサイトに勝手にログインして見たり、夫のメールを自分のパソコンやスマホに転送したりすると『不正アクセス行為の禁止等に関する法律(通称:不正アクセス禁止法)』違反となり、3年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる可能性がでてきます。

不正指令電磁的記録供用罪

他人のスマホに遠隔操作可能なソフトを騙してインストールさせたり、勝手にインストールして移動履歴や通話履歴などのプライバシーを盗み見ると不正指令電磁的記録供用罪に問われ、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処される可能性があります。

メールを見ることは処罰の対象になるが、実際に問われることは少ない

メールを無理やり見たら違法を犯すことになるの?と思うかもしれませんが、スマホや携帯電話・パソコンなどを見る行為は同居の夫婦間であれば刑事処罰を受けることは少ないです。

そもそも夫が不貞行為をはたらいていなければ妻は浮気調査などすることもないのですから、どちらに非があるかというと不貞を行った夫にあります。

ただし不正アクセス禁止法と不正指令電磁的記録供用罪についてはそれらを犯して得られた証拠は証拠能力が低下してしまう可能性が大きいので、ばれないように注意して証拠を集めましょう。

メールの証拠を保存する方法

メールやラインで明らかに不貞が分かる内容が記載されたものがあった場合、または不貞行為を裏付ける写真があった場合は、必ず証拠として残しておきましょう。方法は3つあります。

  • SDカードにデータを落とし込む
  • 自分のメールやラインに転送する(転送した履歴を削除することをお忘れなく)
  • 写真で撮っておく

写真で撮る場合は、メールの内容とメールをやり取りした日付が分かるようにして、更に撮影した日付が分かるようにして撮影しておくといいでしょう。

メールで浮気だと分かっても問い詰めてはいけない

メールを見る限り浮気をしているのが確実だとしても、いきなり夫を問い詰めてはいけません。夫とやり直したい、浮気相手と別れさせたい、夫と離婚したいといった要求があればなおさらです。

メールの文字情報だけでは不貞の証拠としては不充分です。文字だけなら簡単に言い逃れができてしまいますし、あなたが疑っていることを知って夫が警戒を強めてしまえば証拠の入手が困難になります。

また「そんなに信用できないのか」と反論されて逆に離婚を迫られるなど、あなたが不利な立場になってしまうかもしれません。メールで浮気がはっきりしたら、その情報を元に次は不貞の証拠を入手する準備をしましょう。

メールを見ることができない時には?

メールやラインは無理に見ると結果あなたが不利な立場に立たされる可能性があります。法を犯して見られたとしてもメールやライン単体では証拠能力としては低いので、リスクに見合うだけのリターンがありません。

メールを見ることができない時は別の方法で、浮気の証拠を集めましょう。

スマホのいじり方から見分ける浮気の兆候

探偵に依頼して不貞の証拠を入手してもらう

メールやラインで浮気の情報をある程度得て更に夫の行動チェックまでできていれば、浮気調査も莫大な費用をかけることなく終わらせることができます。浮気調査の費用は調査期間の長さで決まるからです。

浮気調査を一番早く終わらせる方法は浮気相手との密会日を特定してしまうことです。密会日が分かればその日だけ調査をして不貞の証拠を得ることができるため無駄な調査日が無くなり、費用をかなり抑えることができます。

日本の司法では、1回限りの不貞は夫婦関係が破綻するまでのことではない、また慰謝料が発生までの精神的苦痛ではないと判断されてしまいます。

複数回(3回程度の証明が必要)の不貞行為があった場合のみ、離婚や慰謝料請求が認められるのが浮気に関する現状です。

あなたが夫との離婚や慰謝料請求を望んでいないのであれば1日調査をして不貞の証拠が得られれば調査は終わりです。離婚や慰謝料請求を望んでいるのであればおおよそ3日程度の調査が必要となります。

東京都調査業協会の調べでは、探偵に浮気調査を依頼すると1日あたり10~15万円程度の費用がかかります(調査員2名・5時間/1日)。例えば3日間だけの調査であれば30~45万円程度で調査は終わり、訴訟に耐え得る不貞の証拠が入手できる計算になります。

メールやラインは状況証拠にはなっても不貞の証拠になる可能性は低い

内容によりますがメールやラインだけでは離婚訴訟においては証拠としては不充分です。

やはり文字情報ではなく、ラブホテルに入る瞬間などを写真にした不貞の証拠を抑えることが、あなたの要求通りに浮気問題を解決する近道ではないでしょうか。

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