妻が浮気をしています。証拠はないですが離婚をするのに不利になりますか?

妻が浮気をしていることで離婚を決意される方はとても多いですし、自然な考え方だと思います。あなたは「とにかく一刻も早く別れたい!」と感じているかもしれませんが、もう一度状況をしっかりと把握して、離婚後に後悔しないようにしましょう。

 

妻に浮気をされていた場合、基本的に離婚で不利になることは想定しにくいですが、決定的な浮気の証拠が有るか無いかで離婚前後にどのような違いが出てくるのかに観点を置いて話を進めていきたいと思います。

 

妻がいきなり離婚を切り出してきましたがこれって浮気ですか?

心当たりがなく突然離婚を切り出されると浮気を疑ってしまいますよね?今まで平穏な夫婦生活を送ってきていたなら尚更です。その時の妻の言い分は何でしたか?「仕事ばかりで家庭を省みない」「家にいても家事をせずにゴロゴロしてばかりいる」「子育てに協力的じゃない」「なんでも私に任せてあなたは動こうとしない」といったところでしょうか?

 

実はこのような不満というのは普通に暮らしていれば大なり小なり出てくるものです。それが積もり積もってある日突然爆発した、との見方もできるのですが爆発のきっかけや予兆はあるはずなのです。あなたに心当たりがなく離婚を切り出された場合、妻のこのような言い分に納得はできないのも当然ですから「妻がなぜ離婚を切り出すにいたったか?」に思いを巡らせてみましょう。

 

あなたは今までの夫婦生活で妻から要望を出されたり不満をぶつけられたりしたことはありませんでしたか?あった場合そのことについてはどのように解決してきましたか?夫婦生活はお互いの協力によって成り立ちますからその都度解決をしてきていないと妻はあなたに言わずともかなりの不満を溜めていた可能性はあります。でもそれだけでいきなり離婚に発展するかはやはり疑問ですよね?

 

そこで妻の浮気を疑うわけですが、あなたは離婚を切り出された時にどう感じましたか?「自分の協力や努力が足りなかったのか?」「もしかしてこれは単なるこじつけで実は浮気をしているのでは?」などと考えるのが普通ですよね。振り返ってみてあなたの振る舞いに深刻な落ち度がなければやはり浮気を疑いましょう。そして妻の様子で変化はなかったのか、以下に例を挙げてみますのでじっくりと思い出してみてください。

 

外出が増えた

急な用事、事前に分かっていたに関わらず外出が頻繁になっていませんでしたか?外出の際の服装や化粧、持ち物はどうでしたか?帰宅までの時間や外出する時間帯、交通手段などはどうでしたか?

 

携帯電話やスマホを隠れて使用している

今まで携帯電話やスマホをあなたの前で堂々と使っていたのにこそこそと見つからないように使っている時はありませんでしたか?またメールやSNSでのやり取りに費やす時間が増えていませんでしたか?

 

家で一緒の時間が減った

一緒の部屋や布団で寝ていたのに別々の部屋や布団で寝るようになってしまったり、食事を一緒にしなくなったりしていませんか?別々になった明確な理由はありましたか?

 

生活費の増額を要求されたり小遣いを減らされた

特に収入や日常の生活が変わっていないのに生活費が足りなくなった、小遣いが減らされた、なども要注意です。

 

このようなことは一例ですが思い当たることがあれば、今後妻の様子をしっかりと観察しておくことをおすすめします。妻も浮気は当然バレないように注意深く行っていますが、どこかでほころびを見せることは決して少なくありません。一つ一つの積み重ねでやがて妻の浮気が確信に変わる時がきます。

 

浮気の証拠がないので「性格の不一致」ということで離婚するしかないと思うのですが何か違いがありますか?

浮気が原因で離婚する場合でも証拠がないために妻の意見に押されてしぶしぶ離婚届にサインした、という人も少なくないと思います。あなたも「どうせ浮気をされたんだし、まずは離婚しよう」と思っているかもしれません。でも少し待ってください。本当に妻が浮気をしていたなら決して妻の言いなりになったり諦めの気持ちで離婚してはいけません。浮気を疑っている場合は徹底的に証拠を集めましょう。

 

「性格の不一致」とはよく聞くフレーズですが簡単に言うと「夫婦生活を続けていくにはこの人とはやっていけない理由がある」ということで、その理由ははっきりと決まっているわけではありません。理由としては夫婦間でしか分からないこともたくさん出てくると思いますが、それこそ「口調がきつくて耐えられない」「金銭感覚が違う」「生活において大事にしていること、ものが違う」など多岐にわたると考えられます。

 

ここであなたが気を付けなければいけないのは「性格の不一致」で離婚に同意するのは極力避ける、ということです。あなたが離婚を認めてしまえば妻にとっては「願ったり叶ったり」なのです。妻に浮気を認めさせて離婚するのとは雲泥の差が出ますので感情的になって軽々しく離婚しないようにしてください。

 

浮気を認めさせた場合と明確な理由がない場合との一番の違いは何と言っても「慰謝料の発生の有無」です。離婚後の生活を安定させたり、浮気した妻への制裁の意味を含めてしっかりと決定的な証拠を掴んだうえで離婚の交渉へと臨みましょう。ただし妻の浮気が原因で離婚する場合でも財産分与はしなければいけませんのでその点にはご注意ください。請求できないものまで主張すると交渉がこじれる原因になります。

 

妻が浮気をしているのに慰謝料を請求された

妻が浮気をしていたのに妻から離婚を切り出され場合によってはあなたが慰謝料を請求される可能性は皆無ではありません。そうならないようにするために、妻の浮気の決定的な証拠を掴むのはもちろんですが例え慰謝料を請求されたとしても慌てたり感情的になってはいけません。まずは妻からの請求が正当なものであるか検証してみてください。

 

慰謝料は離婚する際に必ず発生するものでもありませんし、明確な根拠もなく請求できるものでもありません。この点を踏まえるとあなたは妻に請求の根拠を明示させることはなんらおかしいことではありませんし当然の権利です。そして妻が根拠を示せなかった場合は支払いには応じないでください。根拠を明示してきた場合はそれに対してしっかりと反証していきましょう。あなたにやましいことがなければ難しいことではありませんので、くれぐれも請求されたからといって確認もせずに支払う約束をしたりはしないでください。

 

妻の浮気に対して慰謝料を請求する場合ももちろん決定的な証拠が必要なのですが、妻があなたに慰謝料を請求するにも証拠が必要なのです。支払わなければならないだけの明確な根拠がなければ、調停や裁判にもつれ込んであなたが慰謝料を支払うことが確定しない限りは支払いの義務は生じません。妻が事実を証明できるものを持っていない限りは大丈夫なのですが、注意が必要なのは妻が浮気をしていたからといって感情的になり暴言や暴力、ハラスメントは行わないことです。少しでもあなたが不利になる材料はない方が交渉は有利に進みます。

 

また浮気をしている妻の主張でありがちなのが「浮気の原因はそもそも夫にあった」というものです。これもよく耳にする言葉ですね。妻は浮気をして離婚まで考えている場合、やはり不利な条件では離婚したくないので幾重にも防御策を練っている場合があります。

 

妻はバレないように浮気はしていても「万が一バレてしまったら?」ということを念頭において、日ごろからあなたが不利になる言動や出来事について「証拠」として収集している可能性があります。「浮気をしておいて人のせいにするなんて!」という感情はこの場合一度捨てて妻が頼るべき「証拠」を全部潰すことに力を注ぎましょう。

 

妻が自分の浮気の原因があなたにある、と主張してもあなたはおそれずに「原因となること」について確認してください。そしてそれが正当に認められるものなのかを冷静に判断しましょう。普通裁判で浮気そのものが認定されるとその原因については浮気をした側にあり慰謝料の支払い義務が生じます。

 

まれに妻があなた以外の異性と肉体関係を持っていても慰謝料を支払い義務が発生しない場合があります。それは「婚姻関係がすでに破たん」していた場合です。破たんした後であれば裁判では浮気とみなされません。しかし「婚姻関係の破たん」については非常にハードルが高いのであなたが通常の夫婦生活をしていたのであれば問題になることはまずないでしょう。

 

慰謝料を妻と浮気相手に請求したい

妻が浮気をしていればあなたには当然慰謝料を請求する権利が出てきます。そして妻だけではなく浮気相手にも慰謝料は請求できます。しかし慰謝料請求の大前提として浮気の決定的な証拠がある、ということは言うまでもありませんね。あなたの主観や直感、あいまいな証拠ではなく客観的な証拠が必要です。

 

あなたが証拠だと思っていることも、いざ妻と離婚交渉をしてみると決定打にならなかったり、調停や裁判では証拠にすらならない可能性もあります。そのような事態に陥るとあなたに不利な状況になってしまいますので、妻の浮気を感じたら弁護士や探偵といったプロにいち早く相談し連携を取りながら事態の解決を図るのが一番安全で確実な方法です。

 

証拠さえあれば慰謝料を請求することはさほど難しくはないのですが「いつ」「どこで」「誰と」「どんな」浮気をしたのかを証明できて初めて証拠能力が出てきますから、あなた個人の力や知識で証拠を掴むのはかなり難しいことも多いと考えられます。

 

例えば妻が浮気を認めたとしても浮気相手が判明しなければ浮気相手に慰謝料の請求をする術はないですよね?また決定的な証拠がなければ妻も簡単に浮気を認めないことも珍しい事例ではありませんから、プロに協力を仰ぎ専門的な見地からあなたにとって最善な策を取ってもらいましょう。

 

できるだけ損をせずに離婚をするには?

妻が浮気をしていたことを前提に、あなたがより有利に離婚をするにはまずは裁判でも通用する証拠の確保が最重要課題となります。そして仮に浮気の事実が確定する前に妻に離婚を切り出されても簡単に離婚しないことです。浮気をされていながら通常の生活を続けていくのはかなりの精神的な苦痛を伴いますが、妻に浮気の事実を認めさせ慰謝料を支払ってもらわなければ、あなたは妻と結婚したことで犠牲を払い離婚に至っただけで終わってしまいます。

 

妻には浮気をしたことであなたに与えた苦痛に見合うだけの代償を支払ってもらい、浮気相手にも相応の責任は取ってもらわなければなりません。そのためには軽はずみに離婚に応じずにじっくりと証拠を集め、完全に勝てる状態になってから交渉を始めて下さい。「浮気をしているのは分かっている」「浮気相手にも慰謝料を支払わせる」などといった言葉やヒステリックな態度、暴言や暴力、付け回しなどは絶対にせず、妻には悟られないようにプロと連携をしながら行動をして下さい。

 

妻の浮気を疑ったらまずは撤退的な身辺調査をして有利に離婚を

妻に浮気をされるということはあなただけではなく誰にでもショックな出来事です。しかし事実確認もせずに安易に離婚を考えずに「有利に離婚」をすることを冷静になって考えてみてください。もし妻の行動が疑わしくても探偵に調査を依頼してみたら浮気の事実がなかった、ということもあります。そして妻に浮気の事実がないのにも関わらず無理に離婚しようとしても不利になるばかりです。

 

浮気が確実だとしても「妻が浮気を認めない」あるいは「浮気相手が分からず浮気相手に慰謝料を請求できなかった」ということがないように万全の態勢を整えて証拠収集に当たり、あなたが請求できる慰謝料は妻および浮気相手に全て請求し、離婚後にも続くあなたの生活に少しでも支障が出ないようにしてください。

 

最後に繰り返しになりますが、妻に突然離婚を切り出されても、そしてそれが妻の浮気によるものでも、決定的な証拠がないまま離婚に同意することがないようにしてください。冷静になり慎重に判断して行動することが、あなたにとって「浮気をされた」「離婚をする」ということの負担が少しでも軽減されることにつながると思います。

≫≫浮気の証拠集めをして離婚でもめないようにしよう