浮気された妻と有利に離婚したいです

妻が浮気をしていた事実に愛情が冷めてしまい離婚を考えている方はたくさんいらっしゃると思います。特に小さな子どもがいらっしゃるとますます裏切られた気持ちになり「どうにか子どもは自分が引き取りたい」「妻や浮気相手には制裁を加えたい」と考えてしまうのも無理のないことです。

このような場合にあなたが親権をとり妻や浮気相手に制裁を加える、ということが実際に可能なのかどうか今一度考えてみましょう。

男でも親権をとることはできる?

話し合いでどちらかが親権を放棄しない限り裁判所に判断を委ねることになります。

男性でも親権をとることは可能ですが妻に浮気の事実があったからといってあなたが親権に関して有利になることはありません。裁判では子どもにとって今後あなたか妻か、どちらと一緒に暮らすのが良いのか?ということが重視されます。そしてその際子どもの成長にとって経済的なことよりも精神的なことがより重視されることも念頭においてください。

 

あなたは子どもを引き取った場合どのように育てていけるのか具体的なビジョンを裁判所に示してください。これからあなたは全てを子どもに捧げる覚悟をはっきりと目に見える形にしてください。

 

今後の子どもとの生活であなたがするべきことの例

  • 飲み会などの夜の付き合いをやめる。
  • 子どもが体調を崩したら仕事よりも子どもを優先する。
  • 学校行事に積極的に参加する。
  • 休日はできるだけ子どもとの時間を作る。
  • 食事・弁当を作る。
  • たばこやギャンブルをやめる。
  • 浪費しない。
  • 学校や地域との関わりを持ち子どもを孤立させない。

 

また子どもを育てるうえで重要な環境についてですが引っ越しをして実家で暮らすなども場合によっては不利になりますので実家の親族の協力が得られるメリットと子どもの転校などの環境の変化のデメリットを踏まえて熟考することをおすすめします。

 

厳禁なのは妻の悪口を子どもに吹聴したりして子どもを自分の味方に付けようとすることです。特にまだ小学校に入学する前の小さい子どもですと心に大きな傷を残しますし裁判所では小さい子どもの意思はあまり重要視しません。10才前後の子供になるとある程度子どもの意思も汲み取りますがそれよりもあくまでも今後あなたがどのように子どもと向き合い育てていくかが大事です。親権をとりたいばかりに「子どもは妻とは暮らしたくないと言っている」あるいは子どもに「母親は嫌いだからあなたといる」と言わせたりするのはかえって裁判所の心証を悪くすることも覚えておきましょう。

 

浮気相手にできる制裁はなんですか?

制裁というと穏やかではないですが現実的に可能なことは慰謝料を請求することです。暴力に訴えたり実力行使をしたりすると逆にあなたが訴えられかねませんのでどんなに浮気相手を許せなくても怒りに任せた行動は自重してください。

 

決してしてはいけない行動

  • 浮気相手の家や職場に押しかける。
  • あなたや妻・浮気相手の周囲に言いふらす。
  • 執拗に後をつけたり監視する。
  • 無言電話や貼り紙などの迷惑行為。
  • 大声で恫喝する。
  • インターネットの掲示板やSNSなどで浮気相手が特定できるような書き込み・投稿をする。

※このような行為は場合によってはあなたが犯罪者になってしまいますので厳に慎みましょう。

 

慰謝料を請求する以外にできることは他にないのか?と思うかもしれませんが浮気の事実が発覚し裁判で浮気の事実が認定されればあなたが直接手を下さずとも必ず社会的な制裁を受けることになります。くれぐれも軽々しく行動しないでください。

 

浮気が発覚した者の末路

  • 多額の慰謝料を払うことになり経済的に困窮する。
  • 妻子があれば家庭が崩壊する。離婚となればさらに慰謝料や養育費も発生する。
  • 職場に居づらくなり転職したり昇進面でも冷遇される。
  • 職場によっては懲戒処分を受けたり退職せざるを得なくなる。
  • 上記のことが重なり経済的にも精神的にも逼迫する。

 

離婚を有利にすすめるために必要なものは?

離婚をするためには婚姻を継続しがたい理由が必要になります。妻の浮気であれば離婚の理由になりますがそのためには妻に浮気を認めさせなければなりません。はっきりとした証拠を突きつけることで有利な立場になれ妻と浮気相手に慰謝料も請求できます。

 

浮気の証拠についてですがこれは単にメールのやり取りをしていた、二人きりでいるところを見た、妻が浮気相手の家に入るところを見た、ツーショット写真があったなどでは証拠としては非常に弱いと言わざるを得ませんしそれを元に問い詰めても白を切られたらおしまいです。

 

実際に必要な浮気に関する証拠

  • ラブホテルに出入りしている映像
  • 肉体関係があったことを自白した際の録音
  • 当事者の署名捺印が入った不貞行為を認める書面
  • 不貞行為を目撃した人物の裁判での証言

※どれも証拠として十分なものにするためにはいつ、誰が、どこで、どのように、などの要件も必要になってきます。例えばラブホテルに出入りしている映像に関してもいつのものか分からない、どこのホテルか分からない、誰なのか分からない、では言い逃れされてしまいます。

 

あなた自身でできることは浮気そのものの証拠ではなく浮気につながっていそうなものを収集することです。ですがリスクを冒してはいけませんので細心の注意を払って行動し決して気取られてはいけません。家庭では普段通りの生活を心がけてください。

 

あなたにできる証拠集め

  • メールやline、通話履歴の確認
  • 妻の今までと違う指向の身の回り品(下着や化粧品やバッグ・財布など)
  • 手帳や日記の記述
  • 買い物や施設を利用した際のレシートや領収書
  • カーナビの履歴
  • 妻が外出した際の記録(いつ、どこに、だれと、何の目的で)
  • 妻の周囲の人の証言

※無理をせずに収集してください。浮気をしている人は警戒心が強いですしどこに妻や浮気相手の協力者がいるか分かりません。バレてしまうとあなたの行動が筒抜けになってしまい却って巧妙に浮気をすることになります。軽はずみに家族や友人、同僚には漏らさないようにしてください。

 

浮気されてから離婚するまでにはどんな手順を追えばいいですか?

浮気をされた、と思っても決して感情的にならずに冷静に行動しましょう。まずは弁護士や探偵などの専門家に相談すると良いでしょう。あなたのお話から状況を分析して最善の方策を考えてアドバイスをしてもらえます。あなたも相談することで冷静になることができますし早まった行動を控えることにつながります。

 

弁護士に相談する際の注意点

  • 弁護士にも得意分野があります。夫婦、男女、親権問題を専門としている弁護士を探して相談しましょう。
  • ほとんどの自治体で弁護士による法律の無料相談をしていますのでお住いの市町村や都道府県に問い合わせて日時や予約方法などを確認してください。ただし自治体による無料相談の場合時間も短く当たり障りのない一般論で終始する場合もあります。
  • 弁護士によってはメールや電話で無料相談をしていますので活用できます。込み入った内容になると面談を求められることが多いので参考程度にしましょう。
  • 費用が心配な時は法テラスという制度もありますので問い合わせて詳細を確認するといいです。
  • 弁護士に浮気を理由で離婚したい旨を相談しても浮気の証拠を提出するように求められます。弁護士自体は浮気の証拠を収集はしてくれません。
  • 離婚や親権についてさまざまな観点からあなたを助けてくれますが必ずあなたの思った通りの結果が出るとは限らないことを承知しておいてください。

 

探偵に相談する際の注意点

  • あなたとの連絡方法について妻や浮気相手に知られないように配慮しているかどうかをしっかり確認してください。
  • 費用について明瞭かどうか、勝手に追加の調査費用を請求されることがないのか念を押して聞いてください。
  • 完全に前払い制のところは要注意です。
  • あなたにとってどんな資料が証拠として有用なのかをしっかり把握したうえで調査をしてくれるのか見極めてください。
  • まずは調査をしてみないと分かりませんので契約してください、と契約を急かすところも注意が必要です。
  • 調査に際してあなたに生活上の注意点やアドバイスをしっかりとしてもらえたかどうか。
  • しっかりとした内容の契約書を交わすところかどうか。
  • 弁護士に相談しているか確認してくれたか。
  • 探偵といえども必ず証拠がとれるとは限らないことを承知のうえで相談してください。

 

たった一人で悩まないでください

浮気をされると信頼を裏切られあなた自身も罪悪感に襲われたり今後の生活に絶望したり子どもの将来に悲観してしまうかもしれません。ですがあなたを助けてくれる人は必ずいます。しかるべき専門家に相談をして悩みを解決する方法を見出してください。

 

離婚の手順と言っても自分なりに考えてもなかなか最善の道は分からないと思いますのでその道のプロに相談をして一緒に問題解決に取り組むのがベストです。

 

有利な状況を作り離婚するにはプロに相談を、親権をとるにはあなたの努力も必要

浮気をされて気落ちをされているかもしれませんがやらなければならないことは山ほどあります。感情的になって軽率な行動をとれば親権をとることはおろか浮気の証拠をとることもできずに泣き寝入りをすることにもなりかねません。

離婚や親権の問題というのはとてもデリケートな問題ですので素人が何人集まっても上手く解決しない場合がほとんどです。そして離婚は決してゴールではありません。離婚後にもあなたや子どもには長い人生が待っています。その新たなる人生をより素晴らしいものにするためにはあなたの努力と賢明な判断が大事です。全てを子どものために投げ打つ覚悟で行動してください。

最後にこの記事があなたにとって良い未来が訪れる一助になれば幸いです。


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